Unpack the past to create a circular future

過去を解き放ち、循環する未来を創造する

「この前、畑に野菜を還したんだよね」



コロナ禍真っ只中の2021年に、札幌の自宅で友人の佐々木ファーム代表・佐々木麻紀さんが、ぽつんとつぶやいた一言から旅が始まりました。

その頃の佐々木ファームは、レストランやホテルへの直販が取引の大部分を占めており、緊急事態宣言下でそのほとんどがクローズする中、多くの野菜の行先がなくなっていました。
同じくコロナ禍で途上国の仕事が止まっていたわたしは暇を持てあまし、よく研修と称しては洞爺の佐々木ファームに遊びに行き、畑で一緒に作業をしながら、佐々木さんの循環型農業に対する情熱と人生をかけた仕事ぶりを目の当たりにしていました。


今なら、私にもできることがあるかもしれない。そして、一緒にやるなら彼女しかいない。約10年前にフィリピンのミンダナオ島で一緒に仕事をしていた笹本に連絡をしたところ、二つ返事で共同創業が決まりました。

笹本とわたしの共通点は、持続可能な農業への想いと生産者さんに対する溢れんばかりのリスペクトです。数日後に笹本が作った事業計画書の最初のページに

農業従事者の方々が、環境的・経済的に持続可能な形で農業を継続できるように

とありました。

わたしと笹本は、アジアやアフリカ、アメリカやオランダなど、日本と異なる価値観や文化、社会の仕組みや手法に直接触れる幸運に恵まれ、「これはこういうものだから(仕方ない)」というあきらめにも似た慣習や規範を越えて、世界を見たいと思ってきました。



尊敬する農業従事者の方々が、誇りをもって永く農業を営めるよう既存の仕組みを「Unpack(=解放)」したい。



Unpackは、化学的な肥料 ・農薬を使用せずに生産された野菜を乾燥野菜に加工・販売することで、生産者の方々が環境・経済的に持続可能な形で農業を行えるようになることを目指しています。
"Do good(よくあることを諦めない)" をポリシーとし、誰もが望む姿を求めていけるよう、多様で多彩な人々とともに循環する未来を創造していきます。


あなたも一緒に旅をしてみませんか。



2024年6月1日 共同代表・松浦わか子

COMPANY PROFILE

メンバー紹介

  • 松浦 わか子 / 共同代表

    学生時代にはじめて訪れたフィリピンの農村に衝撃を受け、それからは長い休みのたびに東南アジアの国々に出かけていました。

    公私ともに出会った様々なバックグラウンドを持つ人々との対話を通し、世界の多様さと豊かさを知りました。

    慶應義塾大学経済学部卒業後、国内資源関連会社にて勤務。その後フィリピンに本部を置く国際NGOに転職し、東南アジア、アフリカを中心に農村金融・金融包摂関連の各種プロジェクトに従事。2017年にオランダに留学、Van Hall Larenstein University of Applied Scienceにて開発マネジメント学修士号取得(食糧安全保障コース)。コンサルタントとして農業支援プロジェクトに従事する一方、循環型社会のあり方を模索している。
  • 笹本 愛子 / 共同代表

    東京出身ですが、愛知県の片田舎で育ちました。

    東アフリカをバックパッカーで過ごしたこと、アメリカ留学時代にヒッピーに囲まれて過ごしたことで、地域に根付いた「農」に強い関心を抱くようになりました。

    早稲田大学商学部、University of California, Davis修士課程にて農業経済学専攻後、フィリピンでの国際NGOに就職し、共同代表の松浦と出会う。その後コンサルティングファームにて、日本企業の新興国・開発途上国への進出支援や、サステナビリティ経営戦略策定に従事。現在は、Unpackでの事業を主軸におきながら、社会・環境にとってサステナブルな未来に向け、様々なプロジェクトに参画中。

会社概要

会社名:合同会社Unpack

代表:松浦わか子、笹本愛子(共同代表)

設立年月日:2022年5月30日

資本金:4,000,000円

住所:北海道札幌市中央区南11条西6丁目2-18-401

OUR PARTNERS

事業実施パートナー

原料生産

有限会社佐々木ファーム

乾燥野菜の原料である野菜は、北海道洞爺湖町の佐々木ファームにて、化学的な肥料・農薬を用いずに育てられています。

佐々木ファームウェブサイト→

加工・充填

就労継続支援B型事業所Pay forward

収穫後の加工工程(前処理〜乾燥〜充填)では、北海道札幌市内で活動する就労継続支援B型事業所Pay forwardと連携し、実施しています。

Pay forwardウェブサイト→